カツ、カツ…
聞き慣れたブーツの音…
いつも決まった時間に聴こえてくる…。
ああ、もう、そんな時間か…
ガチャリ…
「さあ、お仕置きのお時間ですよ、オスカー…」
漆黒の軍服に身を包んだ水色の髪をした男が微笑みを浮かべてやってきた。


「…フン、何度陵辱されようと…オレは、お前になんか…絶対屈しないぜ…!!」
「全く…その聞き分けのなさが更にわたくしを煽ることをご存知ですか…?」
そう言って目の前の男はオレの肌に残る無数にちらばる鞭痕に触れる…
数時間ほど前につけられた真新しい傷痕は、血がにじみでるかでないかの蚯蚓腫れ。
…ヤツは傍若無人に鞭を使い、散々オレを傷つけた後、決まって自分でつけた鞭痕にキスをする。
それが行為の始まりの合図。そしてオレはコイツに抱かれる…

突然顎を捕まれ、乱暴に口内を犯される。
…オレはヤツの下唇を噛んでやった。
「…っつ…!!」
粗い呼吸を整えながら、オレは口の端をつりあげフッと笑ってみせた。
身体は好きなだけくれてやる、でも心は、やらない…

アクアブル−は静かに闇の中光ってる…

「フフ…どうやら、わかっててやってらっしゃるようですね…」
にっこりと微笑み立ちあがった。氷の微笑とはまさにこのことか。
「ご要望にお答えいたしましょう…今日は大サービスです…よっ!!」
ビュンッ…!!
勢いよく鞭がしなやかにうなる。

「…クッ…あ、あああっ!!」


いつからだろうか…繰り返しなされる行為に己の五感は狂ってしまったようだ。
肉体的痛みを耐えつづけているうちに
精神的快楽に摺り替える術を身につけてしまった。
つくづく自分の身体が恨めしい…
もう、いっそのこと…抗うことをやめたほうが楽かもしれない、と…

そしたらアイツはオレに興味をなくして手放すだろうか…?
むしろあっけなくオレを撃ち殺すだろうか…

ただアイツの愛玩動物になるのだけはオレのプライドが許さない。
心はやらない…と想っていた…ハズだ。
最近自分の感情がコント−ルできない。
自分を痛めつけるだけ痛めつけて最後には乱暴にオレを抱くアイツが許せない…
でも身体を繋げ果てる時に一瞬みせるいつもとは違うアクアブルーの瞳が…頭にやきついている。
とりあえず、今は疲れた…
襲ってきた脱力感と睡魔にしばし身をまかせよう…

オスカーは意識を手放した。



…ジャラリ…オスカーの手を繋いでいた鎖が揺れ、ガクリと力なくオスカーの腕が垂れる。
「おや…おやすみのお時間ですか…」
行為による生理現象で自然に流れた涙の痕にそっとくちづけ、リュミエールは言った。
「あなたが素直にわたくしを受け入れて下されば…もっと優しくあなたと接することができるのに…」

愛と憎しみは紙一重、愛が憎しみに変わることはよくある話。
ならば逆は…?
リュミエールはそれにかけてみることにした。
今はわたくしを、憎むだけ憎んでください…
憎しみが愛に変わる時をわたくしは愉しみに、しているんですから……

そこまでしてもわたくしはあなたが欲しいのですよ、心も、身体もね…

FIN




絶対服従命令!?(笑)

これは、公私ともにお世話になってるNAP様にささげたスチルです☆、
あ〜あ、ヤっちまったね、自分!ヤッちゃったね、リュミさんっ(笑)
ヤラレちゃったね、オスカーさんっ
これも5月にはお嫁に出したハズなのにウラ聖地にてアプするタイミング
失ってて今やっとアプできました☆
妙〜なセリフといふか。ポエム?(笑止!!)駄文付きでアプしてみました(^^;
歪んだ愛、が今回のリュミオスのテーマですv(死!)
ごめんなさい、リュミさんが真っ黒でごめんなさい!オスカーさんも壊れててごめんなさい!
きっとこの後まんまとリュミさんの策にはまりしっかり
相思相愛になったあかつきには水様も優しさを取り戻すハズですからっ!(笑)
NAP様の素敵聖地の奥の間に保管されてる素敵〜♪なお話に誘発されて狂ったように
描き上げた一品。リュミちゃんに軍服着せてみたらまあ、似合うこと…!!
そしてオスカーちゃんってば軟禁掟が似合うこと…(涙)
ほのかにビーティクにも気合いの現れが…(変態) 恐るべし2005年、リュミオスの乱!!(笑)

法にふれる作品第ニ段!(笑)


from yutaka
 

☆おまけ☆
助監督チャリオ:「ほい〜〜〜!!お疲れさんでした〜!!オスカー様、リュミエール様っ♪」
炎:「…フ…ついにきちまったか…SMモノ…(涙)」
商人:「んも〜♪オスカー様っちゅ〜たらウラ聖地を代表する男優さんやないですかあv」
炎:「う…うれしくないぜ…(号泣)」
水:「わたくしも…慣れない役どころで役作りが大変でした…v」
炎&商人:(嘘だ…!!絶対嘘だ…!!)(プルプル)